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ルナティック・ラヴ 佐緒里の気まぐれ!!!<ラヴトピア別館>

TRANS-GIRL佐緒里がエッチ、フェティッシュ、マニアックな話題でお送りする気まぐれ日記♪

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「女帝アスカムⅥ」執筆絶好調!!!第3節入稿なり♪

NTちゃん、ちかたん、応援ありがとです^▽^)/
ヌルハチさんからもメール頂き感謝です!!!
ヌルハチさんの時空を超えるっていうアイディアも今後発展させたいですネ♪

とりあえず、「女帝アスカム」執筆絶好調!!!第3節入稿でっす。第4節はじっくり時間を頂きマース♪アスカムとヴァレンティーナとのエロティックなシーンを妄想中(笑)。

第3節、ドグラ・マグラ

人類の歴史は、概ね男と女という2つの性によってそのほとんどが語られてきた。アスカムは、今まさに新たなるレボリューションを起こそうと思案していた。そう真の第3の性を手に入れ自身がその開祖、始父・・・(いや、始婦というべきか)となり、新たなる勢力を得ようと考えていたのだ。そう両性具有者が中心となって、男と女を分け隔ててきたた既存の社会から完全に独立した自由な世界を・・・性差に縛られないフリーダムを女帝は目指そうとしていたのである。

それには人々を惹きつける大きなシンボルが必要である。アスカムは第一にウィルスによる自身の肉体の両性具有化を実現させようと決めた。第二に「第三の乳房」を得て、両性具有者の頂点に立つ王として自身を神格化するための新たなる肉体美を得ることを考えた。ホルモンの操作により副乳を大きく育て上げ、他の人間との違いを示そうとしたのだ。完全なる異形でありながら、世界中の誰もが美しいと認める存在・・・それが新たなる神の形だとアスカムは信じた。

しかし、アスカムが信じる神の身体を得るに至るには一人の天才科学者の協力が必要であった。
大正末期、九州帝國大学で精神医学を大きく進歩させた正木敬之教授である・・・生きていれば140歳をゆうに越えているはずだが、彼の生死は定かではなく、いまだ生き続け健在であるとだけ・・・アスカムの育ての親、鷲鼻の男の残したネットワークでどうにか知ることができた。

正木教授は、精神医学の進歩の遅れを憂い、治療法がないといって精神を病んだ人々を檻の中に閉じ込めてきた当時の医学からの脱却を図った革新的な人物である。

「腹を痛めた人間と心を痛めた人間に何の隔たりがあるのだッ!」

それが彼の持論であり、口癖だった。

「我輩はそのために理学、工学、医学、心理学、経済学、宗教学、芸術学・・・すべての学問の知識を集約し、新たなる精神生理学、精神解剖学、精神病理学、精神遺伝子学・・・さらには電子科学と精神科学を融合させた精神工学をこの世に作り出してやるのだ!」

当時の社会通念では計り知れないこの風変わりな発想と発言を、誰もが奇行であり、たわ言であると言ったが、正木教授は本気だった。

「この国の未来はわかっておる。ストレス社会の万人狂人の地獄である。もしかすると未来のわが国の首相は、バカヤロウと言って議会を解散させる奇人かもしれないし、漫画しか読まぬ阿呆がその孫かもしれぬ。正常と異常とを分け隔てるのはすでにナンセンスであるのだ。あなたの隣に住む人間が理由もなく人を殺めるかもしれない・・・男に生まれたのに自分は女だと信じ込んでしまう者もあろう、またその逆もあるであろう。これは異常なのではない。進化の過程を超え、すでに神の知識さへも得てしまった人間という種は神の決めた理からもうすでにはみ出し始めているのであろう。まさにこれは堂々巡りの目くらましという他ない。長崎地方の方言で言えば、ドグラ・マグラとでも言うのだろうか・・・我輩はそういう異常とも正常とも区別のつかない世界に住むであろう我らの子孫を救わねばならぬ。」

アスカムは、国立図書館の蔵書の隅で埃を被っていた正木教授の論文の鋭さに共感した。

「人間は母親の胎内にいる10箇月の間に、原始細胞から分裂に分裂を重ね、やがて魚の形をとり、爬虫類のような姿となり、猿の形を通り過ぎ人間の形となる・・・その成長の間に胎児は夢を見るのだ。それは、先祖たちの壮絶なる生存競争の記憶かも知れぬ。またはオスとメスに別れる前の単細胞生物時代の夢やも知れぬ。我輩はオスとメスに生物が分かれてからヒトへの進化が始まったと見ている。行き過ぎた狂った生存競争の行く先は、他の生物を殺戮しつくし、母なる星をを汚し、自身が生き残らんがために逆に自身が破滅へと導かれる阿鼻驚嘆の大絶滅である。よって人類に未来があるとすれば、単細胞時代からやり直すしかない。オスとメスに分かれずに両性を有する神のような身体を得ることが人類の大いなる黄昏を生むのだ。」

これは、まさに不条理な狂人の論理だ。しかし、アスカムはこの狂人の言葉に真理が隠されていると気付いてしまったのだ。だからこそ、アスカムの信じるこの真理と真実のために、この男を何としても見つけださなければならなかった。

「彼こそ、私を神の姿に導く者・・・」

正木教授は、精神を病んだ人々を救う精神医学者であった自分の殻を大きく打ち破り、いくつもの博士号を得て、自身の信じる科学の世界に踏み出した。しかし第二次世界大戦後、人間の進化の謎を紐解くため、太古の古生物が眠るというシベリアの永久凍土を目指し、ソビエト連邦に渡って以降・・・世間から姿を全く消し去ってしまっていた。

そして、アスカムが教授を知ってから、数ヶ月経った或る日、アスカムに一通のメールが届いた。
メールを送ったのは正木教授本人である。アスカムの一方的な思いだけではなく、正木教授自身もアスカムに興味を示していたのだ。140歳の老人の姿を想像していたアスカムだが、教授の正体は全く意外なものであった。彼を正木教授本人と定義付けて良いかさへわからないほど・・・彼は人間という形から逸脱していたのだ。このとき彼はなんと人工知能(AI)として存在していたのである。

正木教授の肉体は高齢ということもあって朽ち果てたが、彼自身の天才科学者としてのその能力によって、人間であった頃の知性と記憶と知識を併せ持った人工知能として生まれ変わっていたのである。アスカムが添付データを開くと自動的にコンピュータにソフトがダウンロードされ、正木教授との回線が開いた。

「アスカム・・・我が名は全能科学者、正木敬之改め、プロフェッサー・N.T.美砕瑠である。」

これが女帝と天才科学者・・・いや全能の人工知能との出会いであった。

続く。
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  1. 2008/12/09(火) 02:37:14|
  2. 自作ノベルについて|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2
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コメント

ちかたん、ありがと^^

ちかたんは、いつも佐緒里が書いたものを深く考えてくれたり、シチュエーションをより良く咀嚼して楽しんでくれたりで、とっても嬉しいです♪
こういうマジレスってホント嬉しいよ!!!この小説は佐緒里とちかたんとお互いに書き手と読み手とでキャッチボールできてるのが何より素晴らしいと思ってるんだ。

今回のAI教授・N.T.美砕瑠の活躍はなかなか良いシーンになったでしょ。NTちゃんらしさを表すのにドグラマグラを入れてみたんだけど(笑)どうだった???やりすぎか・・・汗。

えっと、そうそう・・・今回のアスカム、小説コーナーにもうアップしたよ^^
マフィアの女ボス・ヴァレンチーナの挿絵とかも上手くできてお気に入りです♪
  1. 2008/12/13(土) 00:29:29 |
  2. URL |
  3. 佐緒里@サオリーナ♪ #3xnh0N1k
  4. [ 編集]

その者は第三世界の月の都より現れた

人間が人間の能力を超えた存在が出現した際にどういった行動で応えるんだろう。
アスカムの目指す新たな人種の創造を自らの肉体で実現したとしても、決して『象徴』たる存在に甘んじてはいけない。象徴とはそれまでの人間が決めた権威主義の一つの到達点だと思うから・・・・ 新たな価値観を創造して欲しい。(破壊なくして創造はありえないのダ^^)  


アスカムはそれまで闇の世界で生きてきた。闇は光が無ければ存在し得ない。コインの表裏のようなもの。この世の光たる人間達が、彼等がが作った社会構造が、アスカムの光の世界への進出を拒む事だろう。(その駆け引きが見物^^) でも彼女には自分の分身たる『樹花』が存在する。天使がその羽根の力で天空に舞い上がるように、アスカムも自身の分身である樹花という羽根を広げて誰も到達出来なかった領域に踏み込んで欲しいナァ(^v^)


ちかたんがアスカムに望む事は、子種を提供すると同時に受精も出来る、言わばオスとメスのカテゴリを超越した完全たる性を持ったキャラにして欲しいデスネ~♪


PS
プロフェッサー・N.T.美砕瑠がAI化してる(^▽^笑) ちかたんは機械化大賛成派デス(爆) 機械伯爵と化したNT美砕瑠に星野鉄郎が下記の言葉を言ってマス。
                                               

『機械の身体が欲しかった。でも今は赤い血の流れる限りある命を大事にして生きて行こうと思うのです。キャプテン・ハーロック!』  (^u^)
  1. 2008/12/10(水) 11:15:41 |
  2. URL |
  3. ちかたん(弾道が左にそれてゆく・・・) #-
  4. [ 編集]

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